マシュー・ウォーカー『睡眠こそ最強の解決策である』
マシュー・ウォーカー氏の『睡眠こそ最強の解決策である』を読みました。
睡眠不足は、現代人にとって大きな問題である。この本には、睡眠不足によって起こる問題を教えてくれる。その問題は、仕事をしているあなただけの問題ではない。
なぜなら私たち人間は、生まれたときから必ず睡眠をとる。しかし、睡眠を疎かにする。
睡眠不足で死ぬことがないとでも思っているのか?
本書について
『睡眠こそ最強の解決策である』の内容は、
- 睡眠のメカニズム
- 睡眠を十分とるだけで成績アップ
- 生産性と睡眠について
- 最適な睡眠時間
- こころの問題と睡眠
- カフェインの睡眠への影響
- 記憶力と睡眠の関係
ほかにも睡眠に関わる問題、解決策について科学的かつわかりやすく書かれている。
印象に残ったものを1つ紹介したいと思う。
睡眠不足は伝染する?
睡眠不足は伝染すると本書に書かれている。これは大問題だなと感じた。
睡眠不足になると「創造力」、「判断力」、そして「倫理観」までも落ちると著者は言う。
それが上司から部下に伝わり、部下の能力が落ちるのだから、睡眠恐るべし。
また逆の場合、部下は上司が素晴らしい方であっても、尊敬しない。
企業の重要なポストの方々は、しっかり寝て、重役出勤する必要があるのかもしれない。
またはみんなで一緒に「川」の字なって寝るのもよいかな。明示的な上下関係があるからその場合は「州」の字かもしれない。
著者マシュー・ウォーカーのおすすめする睡眠の解決策
睡眠コンサルタント、睡眠学者であるマシュー・ウォーカー氏が睡眠を解決したいあなたに行ってほしい睡眠法がある。
それは、「定日、休日かまわず同じ時間に寝て、同じ時間に起きる」ことである。
ウォーカー氏は、この睡眠法をするだけでも、睡眠不足によって起きている問題のたいはんは解消するだろうと言っている。
いつも同じ時間に寝て、起きるだけなら特別な道具も買う必要もないのでやってみる価値はあると私は思う。
また他にも様々な睡眠のテクニックが本書にはのっている。
さいごに
睡眠にかかわる少し古い本には、自分の睡眠時間が変えることできると書いてあるものがあるが、本書はひとりひとりで決まった睡眠サイクルがあるという。
記憶が定かではないが、睡眠学が広まり始めてからまだ20年ちょっとぐらいだと思う。
実際は、ここ最近の睡眠ブームの広がりが顕著にみられる。
まずはこの本を読むことをあなたの睡眠の儀式にしてはいかが?